「TABAYA United Arrows」タバヤ ユナイテッドアローズ 店舗作庭のご紹介(ダイジェスト版)
2025年4月25日(金)にオープンした「TABAYA United Arrows(タバヤ ユナイテッドアローズ)」。
セレクトショップ・ユナイテッドアローズ原宿本店の全館リニューアルに伴い、店舗の植栽デザインと作庭を、塩のが担当させていただきました。
今回は、その様子を短くまとめたダイジェスト版でご紹介いたします。
まずは裏通り入り口のご紹介です。
テーマは『白谷』。甲州の白御影玉石と大トクサを使用し、屋久島の清く澄んだ清流を表現いたしました。
建物の外壁、そして原宿の裏通りに溶け込みつつ、スペインの建築家リカルド・ボフィルによる重厚で気品のあるエントランスを際立たせます。
テーマは『潮見の松』。出迎えるのは、大きく傾いて植えられた戸塚仕立ての黒松。潮風に耐えながら、断崖よりはるか大海原を望む黒松の気高さを想起させます。
デザインアートライズ様が制作された植栽桝と一体化し、限られた植栽スペースの中でも迫力のある景観となっております。
荒野に松が生じ、その周囲に植生が芽吹いてゆく様子を切り取った根じめのしつらえ。
建物内、地下一階部分のご紹介です。
テーマは『静謐』。西本願寺 北能舞台を引用した京町家をイメージいたしました。
土壁は今や希少な壁土材「美里粘土」を手掘りで採掘して使用した荒壁仕上げ。刻んだ藁すさを捏ね上げ、何度も繰り返し発酵させることによって醸し出された素材の表情が、仄かな灯りに照らされることで浮き上がり、訪れる人の心に静けさをもたらします。
壁の出隅に据えた丸太柱と巾木板は、それぞれ手斧(ちょうな)で仕上げており、壁面を引き締めつつ質感のコントラストを生み出しています。
先程の場所を少し角度を変えて、斜め右から見た様子です。
敷石には大井川ナメリ石を使用。たゆたう湖畔の波のような、静かで安らかな景色をしつらえました。
内と外を隔てるガラスの前後に敷き詰めることでシームレスな眺めとなり、狭い空間に奥行きを生み出します。
その奥には、目隠しも兼ねた吉野の杉皮を使った杉皮塀を建てました。
「従来の外観建築はそのままに、和との親和性を表現する。」という、TABAYA United Arrows様のコンセプトに沿い、この空間づくりに取り組んでまいりました。
詳細な記事はまた改めて公開する予定です。今しばらくお待ちください。
セレクトショップ・ユナイテッドアローズ原宿本店の全館リニューアルに伴い、店舗の植栽デザインと作庭を、塩のが担当させていただきました。
今回は、その様子を短くまとめたダイジェスト版でご紹介いたします。
1. 白谷 ── 裏通り入り口
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テーマは『白谷』。甲州の白御影玉石と大トクサを使用し、屋久島の清く澄んだ清流を表現いたしました。
建物の外壁、そして原宿の裏通りに溶け込みつつ、スペインの建築家リカルド・ボフィルによる重厚で気品のあるエントランスを際立たせます。
2. 潮見の松 ── エントランス
続いてエントランスのご紹介です。テーマは『潮見の松』。出迎えるのは、大きく傾いて植えられた戸塚仕立ての黒松。潮風に耐えながら、断崖よりはるか大海原を望む黒松の気高さを想起させます。
デザインアートライズ様が制作された植栽桝と一体化し、限られた植栽スペースの中でも迫力のある景観となっております。
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3. 静謐 ── 地下一階 庭
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テーマは『静謐』。西本願寺 北能舞台を引用した京町家をイメージいたしました。
土壁は今や希少な壁土材「美里粘土」を手掘りで採掘して使用した荒壁仕上げ。刻んだ藁すさを捏ね上げ、何度も繰り返し発酵させることによって醸し出された素材の表情が、仄かな灯りに照らされることで浮き上がり、訪れる人の心に静けさをもたらします。
壁の出隅に据えた丸太柱と巾木板は、それぞれ手斧(ちょうな)で仕上げており、壁面を引き締めつつ質感のコントラストを生み出しています。
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敷石には大井川ナメリ石を使用。たゆたう湖畔の波のような、静かで安らかな景色をしつらえました。
内と外を隔てるガラスの前後に敷き詰めることでシームレスな眺めとなり、狭い空間に奥行きを生み出します。
その奥には、目隠しも兼ねた吉野の杉皮を使った杉皮塀を建てました。
「従来の外観建築はそのままに、和との親和性を表現する。」という、TABAYA United Arrows様のコンセプトに沿い、この空間づくりに取り組んでまいりました。
詳細な記事はまた改めて公開する予定です。今しばらくお待ちください。