庭のしごと
Project

お寺の庭づくり「光恩寺境内再興プロジェクト」始動!

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新企画、始動!お寺の庭づくり体験 ── 赤岩山光恩寺と赤岩宿

利根川上流沿いの町である群馬県千代田町赤岩のお寺さんで新しい企画が始まりました。

千代田町赤岩は、かつては利根川を利用した河川交通の拠点として栄えた町です。
今でも対岸の埼玉県熊谷を結ぶ県道として渡船が残っています。
その利根川岸にあるお寺、赤岩山光恩寺が今回の舞台となります。

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赤岩の渡し。
埼玉県と群馬県を結ぶ県道として今も利用。
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赤岩山光恩寺
赤岩山光恩寺は開山・推古天皇33年(625)と伝わる関東屈指の古刹です。
境内には文化財指定されている建物や仏様などが数多く見られます。(下記光恩寺様HPより引用)

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光恩寺庫裡(国登録有形文化財)
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阿弥陀三尊像(県指定重要文化財)

境内の再興と赤岩宿の復活── 庭づくりから始まるまちづくり

ここ赤岩山光恩寺では、春季不動尊大祭・火渡りやお盆の時期の川せがきなど年間を通して様々な催しや法要を行なっています。
3年前からは秋季不動尊大祭にあわせて、インドフェスタを開催していて、昨年は5000人もの来場者があったと伺っています。

このような背景からもっと大勢の人が集まれるような境内にしつらえたい、また赤岩宿がかつての賑わいを取り戻すための観光拠点として光恩寺を位置付けたいということでした。
しかしながら、現状の境内では沢山の人が集まるイベントを行い、受け入れられる空間が少ないという問題があります。

また、境内東側の阿弥陀堂がある場所にはかつて浄土庭園があったと思われる空間も存在しており、いずれはこちらも観光のできる庭園へと再興していきたいという予定もあります。

そこで段階を設けて光恩寺境内全体を再興していく企画が立ち上がりました。

千代田町役場の方とも打ち合わせをさせていただき千代田町とも協力していくことも決まりました。

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光恩寺境内再興プロジェクト


段階を分け境内を再考していく計画。

Vo.1 人の集う参道広場をつくろう
Vo.2 竹林の整備
Vo.3 浄土庭園の再興

魅力ある境内づくりを参加者と共に行なっていきます。
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総合政策課まちづくり戦略室のお2人(両脇)と光恩寺福住職様(左から2番目)と千代田町役場にて打ち合わせの様子。

企画 Vo.1 人の集う参道広場をつくろう── 集いたくなる憩いの芝生広場づくり

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参道の西側は高木の下枝が覆い被さって光が入らず、大きなツツジの生垣で向こう側への視線も遮られているため参拝者は境内手前側だけを利用している状況でした。
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ツツジの横を抜けて裏に回ると広い空間があります。
参道脇から今使われていないこの空間まで繋げて使うことができると大勢の人が集まれる広い芝生広場になると考えました。
ツツジの抜根・整地、高木の下枝の枝おろしを行い、最後に芝を張って10月25日に行われるインドフェスタに間に合うように芝生広場をつくるイベントを行う計画です。

では、イベント当日の様子につづきます...

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